ツタンカーメン王は二十歳そこそこで若くして亡くなったらしいが、この漫画の主人公のサリオキスも、敵対するスネフェルも少年である。竹宮惠子女史は少年がお好きなようである。萩尾望都氏の「ポーの一族」も少年達が出てくるし、「トーマの心臓」だって少年愛の物語なのだが、竹宮女史の少年愛はもっと生々しい気がする。スネフェル王もなんだか異常性格者のようだし・・・本当はさびしがり屋のひねくれ者(?)なだけかもしらんが・・・
 そんな中で、ナイルキア(サリオキスの妹)とスネフェルの純愛は一服の清涼剤である。悲恋に終わってしまうのでいつまでも心に残っている。
 女史の「風と木の詩」は最後まで読めなかった私だが、この「ファラオの墓」は好きであった。

ファラオの墓   竹宮恵子
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