「小吉、小吉、小吉・・・」
それは、今年の初詣でのことだった。
ぼくたちは家族4人で、今年のお正月、水沢観音に出かけた。
お参りをすませて、お札を売ってる所まで来たら、
どこかで見たようなおばさんがベンチコートに身を包んで、
両手をポケットに突っ込んだままなにかつぶやいている。
それは隣の家の桃井さんちのおばさんだった。
となりで中学2年生の崇くんがうんざりした顔をしていた。

「あらぁ、笠松さん。」
桃井さんのおばさんはぼく達を見つけると声をかけてきた。
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
お父さんたちはお互いにお辞儀をしあいながら、新年のあいさつをかわしていた。
桃井さんちは大家族で8人もいる。今日も、ぞろぞろって感じだ。
桃井さんのおじさんとおばさんと、おじいさんにおばあさんに、子どもが4人だ。
ぼくのうちの倍の人数だからとてもにぎやかだ。

崇くんはぼくより2つ年上だ。
ゲームをたくさん持っていて、ぼくが遊びに行くと気持ちよく貸してくれる。
ぼくの家にはゲームボーイアドバンスしかない。
お父さんとお母さんがゲームは要らないと言うのでこれ以上は買ってもらえない。
崇くんは64に、ゲームキューブに、プレステに・・いろんなゲームを持ってるというのに。
崇くんも小学生になるまでは買ってもらえなかったらしい。
七夕の時に、「ゲームがほしい」と書いた短冊を笹につけておいたら、次の日、その横に
「だめなんだね」
と書かれていたそうだ。
「あン時はすげーがっかりしたぜ。」
と、その時のことを思い出して崇くんが笑った。
でも、そのあと、崇くんは次々と買ってもらえることになる。
崇くんのおじいちゃんがその短冊を読んだからだそうだ。

「まったく、おじーさんなんて責任がないもんだから孫に甘くって」
と、桃井さんのおばさんがぼくのお母さんに話しているのを聞いたことがある。
子ども達には言いたい放題言ってるおばさんなのに、おじいさんには言えないみたいだ。

「プレステ3がほしい」
ぼくも短冊に書いてみようかな。でも、次の日に「だめなんだね」なんて横にかかれていたらやだな。
崇くんにはおじいちゃんがいるけど、ぼくにはいないんだもの。
ぼくはおじいちゃんともおばあちゃんとも一緒に暮らしていない。
ずっと前はおじいちゃんちの近くに住んでたけど、お母さんがぼくを連れてお父さんの所に来てからは、手紙のやり取りをするくらいで、ほとんど会えない。
第一、 おじいちゃんじゃ、ゲームの話をしてもわかんないしな。

「おばさん、何を言ってるの?」
ぼくのお父さんが、『正吉』という名前なので、気になって崇くんに聞いてみた。
「例の、あれ。中澤正吉。母さん、おみくじでも『小吉』がいいんだってさ。」
崇くんの代わりにぼくより1つ下の明日美ちゃんが答える。
明日美ちゃんはちょっとおしゃべりだけど、おもしろい子だ。
中澤正吉って言うのは、去年の夏にテレビでやってたドラマ「常夏の国」に出てきた人の名前だ。
おばさんはその人が大好きで、毎日のようにDVDで見てるらしい。
もう、おばさんなのに変な人だと思う。
桃井さんちはみんなちょっと変わってると思う。
この間も、崇くんのところに遊びに行ったとき、おじさんが何かで腹を立てて崇くんをティッシュペーパーの箱でなぐった事がある。
ぼくはびっくりして声も出なかった。崇くんはたたかれた頭をおさえて、
「話をそらしてるのは父さんの方じゃないか―。」
と言った。みんな一瞬黙ったけど、いっせいに笑い出した。
??? ぼくには何のことかわからなかったのだけど、中学一年生のあかねちゃんが
「『常夏の国』の淳くんのせりふなんだ。」
と、教えてくれた。
あかねちゃんはほかの兄弟達とあんまり似てない。ちょっと色が黒くて、眉が少し太い。(でも、ちょっとかわいいンだ。ないしょだけどね。)
ドラマのせりふで盛り上がるなんて、うちじゃあ考えられないな。
それに、お父さんがなぐるってのも。
ぼくのお父さんは絶対にぼくをなぐったりしない。
今までどんなにしかられた時でも、なぐられたことはなかった。

ぼくのお父さんはこの町に新しくできた工場で働いている。
ぼくとお母さんが、お父さんの所にきた時、お父さんは栃木にいた。
でも、建設現場で事故があって、お父さんは1ヶ月ほど入院したことがある。
お母さんは小さな菜々見をつれて毎日、病院に通っていた。
そのことがあってから、お父さんは友だちのつてを頼ってここに越してきた。
近くに自衛隊の演習場があって、お父さんの自衛隊時代の友だちもいる。
妹の菜々見は1年生だ。かわいいけど、ぼくの遊び相手にはならない。
崇くんは「兄貴がほしかった。」って言ってるけど、ぼくは弟がほしいンだ。
崇くんには、百合子さんというお姉さんもいる。
「女子高に通ってるから女ってわかるけど、ズボンはいてりゃわかんないぜ。」
と、崇くんが冷やかすけど、確かにとてもボーイッシュだと思う。この間も崇くんに跳びげりをしているのを見てしまった。


「げっ――。」
おばさんの声がした。
「はぁっ、は、は・・・。」
明日美ちゃんが思いきり笑っている。
おばさんが引いたおみくじは――「凶」だった。
「―――親しい人と争いごとあり・・・うわぁー、いやだなあ。」
「母さん、いつだって誰かと争いごとをしてるじゃないか。」
「観音様にお参りに来て、神頼みをするからじゃない?」
みんなは口々に言いたいことを言っている。

「そういう時はその辺の木に結んでおくといいんだって。」
ぼくのお母さんがそう言うと、おばさんは手袋をはめた手で、階段のところにある木に苦労してしばりつけていた。

「あたしも引いてみようかな。」
「蛍も『小吉』がいいのかな。」
お父さんが、にやっと笑ってお母さんをからかった。
「あたりまえじゃん。」
今まで黙っていた菜々見がお父さんの手にぶら下がって甘えた声を出した。
菜々見はものすごいお父さん子だ。
お母さんが引いたおみくじは―――『大吉』だった。

「正ちゃん、ほら、見て。」
お母さんが指差したところをお父さんがのぞき込んで見ている。
「安産かぁ。よかった。」
二人で顔を見あわせてにっこりしている。
ぼくは、こんな仲のいい二人を見るのが大好きだ。

別の所へ寄るという、桃井さんちと別れて、ぼくたちは水沢うどんを食べに行くことになった。
水沢観音の下にはたくさんのうどん屋さんが並んでいる。
讃岐うどんに似ていて、とてもおいしいんだ。
急な階段を下りたところで、お母さんがすべって転びそうになった。
お父さんがあわててお母さんの腕をつかんだ。
雪が一部分凍っていてすべりやすくなっている。
「びっくりしたあ。」
「だいじょうぶか。あぶねえから、つかまってろよ。」
お母さんがお父さんにつかまったので、菜々見の手はぼくが引いてやった。
「ママ、大人のくせに、ずるーい!」
菜々見がくやしがって口をとがらせた。
店に入って、テーブルについても菜々見はまだふくれていた。
お父さんは笑いながら見ていたけど、やがてきちんと座りなおすと、
「実はな。お母さんに赤ちゃんができたんだ。」
と言った。
「だからな、転んだりぶつかったりしないように、大事にしなくちゃいけないんだ。」
「うわあー。お母さん、それほんと!」
いつも桃井さんちの兄弟をうらやましく思っていたぼくは思わず、大きな声を出した。
「あたし、妹がほしいー。」
「だめだよ!絶対、弟だってば!」
「ねえ、ママ、お願い。女の子産んで。」
菜々見は、まだ、お母さんとは呼ばない。
ぼくは、小学生になった時からずっと、「お母さん」て呼んでいる。

「どっちだっていいンだ。無事に産まれてくればな。」
お父さんはそう言うけど、どっちだっていいなんてことはない。絶対弟がいい。
ぼく、もう一度観音様にお願いしてこようかな。
あ、さっきのおみくじの安産って、このことだったのか・・・
ぼくたち4人はみんなニコニコしながらうどんを食べて家に帰ってきた。
それが、今年の初詣のことだった。


その日は、とても寒い日だった。
お父さんやお母さんは北海道育ちなので、寒さには強い。
ぼくも4歳までは北海道にいたはずなのに、寒さにはからっきし弱い。
宿題がすむと、ぼくは頭からふとんをかぶってコタツの中にすっぽり入っていた。
そのうち、ぼくは寝てしまったみたいで、気がついたらお父さんとお母さんが
話をしていた。
お母さんは、声をひそめて話をしているのでよく聞き取れなかった。
「・・・が話していたんだけど、桃井さんちのあ・・・ちゃん、桃井さんの本当の子じゃないんですって。」
「どういうことだ、それ。」
「桃井さんのご主人の妹さん夫婦が事故でなくなって・・・のご主人のご両親が育てられなくて・・・引き取ったらしいの。」
「それで、あ・・・ちゃんはそのこと、知ってるのか。」
「さあ、よくわからないんだけど・・・。」
「・・・・。」
「・・・・だって言うから・・・・」

ぼくは、すっかり目がさめてしまった。
あかねちゃんのことだろうか、明日美ちゃんのことだろうか。
本当なのだろうか、その話。
お父さんも、お母さんも本当のお父さん、お母さんじゃないなんて。

「そんなの、ひどいよ。」
ぼくがコタツから顔を出すと、お母さんがびっくりしてこっちを見た。
「か・・かっくん。そんなとこでなにしてるの。」
気がつくと、お母さんの手が小刻みにふるえている。
「お母さん、その話。本当なの?!」
「・・・・・」
「快。よくわからないことなんだから、黙っているんだ。」
「・・・そうよ。いいかげんなこと言うと、あかねちゃんが傷つくわ。」
「お母さん、それじゃ、あかねちゃんのことなの?」
お父さんは苦りきった顔をして唇をかんでいる。

ぼくは決して人に言わないことを固く約束させられて
お母さんからあかねちゃんの話を聞いた。

あかねちゃんの本当のお母さんは桃井のおじさんの妹で
お父さんは九州の人だったらしい。
あかねちゃんが2歳の時、赤ちゃんが産まれることになり
あかねちゃんはお母さんと二人で桃井のおじさんちに来ていた。
あとからあかねちゃんのお父さんも桃井さんちにやって来た。
次の日。
赤ちゃんが産まれそうになったお母さんを連れてお父さんは病院に向かった。
赤ちゃんが生まれたら、あかねちゃんも病院に行くはずだった。
だけど、あかねちゃんは行かなかった。
お父さんとお母さんの乗った車が病院つく前に、居眠り運転の大型トラックと正面衝突して死んじゃったからなのだ。
お父さんも、お母さんも、そしておなかの赤ちゃんも。

あかねちゃんはそのときから桃井さんちの子になった。

お母さんは話しながら泣いていた。

あのあかねちゃんが桃井さんちの子じゃなかったなんて・・
言われてみれば、ほかの3人はみんな色が白いのに
あかねちゃんだけ浅黒いっていうのかな。
顔立ちも百合子さんと明日美ちゃんはおばさんに似ているし
崇くんはおじさんによく似ている。
でも、あかねちゃんはおじさんにもおばさんにも似ていない。

「あかねちゃん、本当のお父さんの顔もお母さんの顔も知らないんだね。」
「そうだな。」
「かわいそう・・。」
お父さんとお母さんは静かに顔を見合わせた。

日曜日、ぼくとお父さんと明日美ちゃんは明日美ちゃんちの庭で
犬のウルフィーと遊んでいた。
ぼくたちが住んでいる町営住宅は明日美ちゃんの家と道路をはさんで
向かい合っていた。
町営住宅は一戸建てで、20軒が5棟ずつ4列に並んでいる。
最近建て替えられたばかりなので、まだ新しい。
ぼくの家は道路に一番近いところにある。
お向かいということもあって、越してきてすぐに桃井さんちとは
仲良しになった。
小学生だった崇くんがぼくと気が合って、よく遊んでくれたからってことも
あると思う。
桃井さんちは大家族なので家が広いけど、
ぼくのうちはそれほどでもない。
でも、家賃のわりには広い方だとお父さんは言っている。
お父さんは富良野のなんとかいう人たちに毎月お金を返しているので
ぼくたちはぜいたくはできない。
でも、お金なんかなくても家族が一緒に暮らせるって幸せなことなのよ
と、お母さんは言う。

ぼくとお父さんは最近日曜日がひまになった。
昨年の秋まではぼくが少年サッカーチームにいたので、
日曜日というと練習や練習試合があって出かけていたからだ。
お父さんはよく応援に来てくれた。
秋からは6年生は引退するので、日曜日にすることがなくなり、ひまになったんだ。

桃井さんのおじさんの車はなかった。
どうやら今日も日曜出勤らしい。
崇くんも百合子さんも部活に行っていていなかった。
中学生や高校生はいろいろといそがしいらしい。
ぼくも、中学生になったら崇くんと同じようにサッカー部に入るつもりだ。

ウルフィーとじゃれていると、家の中で誰かが言い争いをしている声が聞こえてきた。
最初はそれほど大きな声ではなかったけど、そのうち収まりがつかなくなったって感じだ。
どうやらおばさんとあかねちゃんらしい。
あの話を聞いた後だったので、ぼくはドキッとしてお父さんの顔を見た。
すると、いきなり玄関のドアが開いてあかねちゃんが飛び出してきた。
「あかね、待ちなさい!」
中からおばさんの声が追いかけてきた。
「うるさいわね。なによ、ほんとの母さんでもないくせに!!」

一瞬、空気が固まった気がした。

明日美ちゃんが凍りついたような顔をしてあかねちゃんを見ている。
あかねちゃんもしまったと思っているらしい。
サンダルをはきかけて片足をフロアに残したまま、おばさんが
こっちを見ているのが開いているドアから見えた。
おばさんは今まで見たこともないほどみじめな顔をしていた。

「あかねちゃん、なんてことを言うんだ。」
ぼくはびっくりした。
お父さんが、真剣な顔でよそんちの子をしかっている。
あかねちゃんもびっくりしてぼくのお父さんを見た。
「何があったか知らないけど、言っていいことと悪い事があるだろう。」
「おじさん・・・」
「本当のお母さんかどうかしらないけど、あかねちゃんをここまで育ててきたのはだれなんだ。ほんとのお母さんは今、きみになにをしてくれているんだ。今、きみを心から大事に思ってきみのために泣いたり笑ったりしてくれているのはだれなんだ。桃井のお母さんじゃないのか。確かにきみを産んでくれたお母さんの思い出は大事にしなくちゃいけない。だけど、今、きみが大事にしなくちゃいけないのはほんとうにきみの事を思ってくれている・・・」
お父さんはそこまで言うと言葉をつまらせた。お父さんの目には涙がにじんでいる。
ぼくはお父さんが泣くのを初めて見た。

「正ちゃん、もうやめて。」
いつのまにかお父さんのそばまでやってきたお母さんがお父さんの腕をつかんだ。

「あかね、家に入りなさい。笠松さんもおねがいします。」
おばさんが言うと、お父さんの話の途中から泣き始めていたあかねちゃんは
素直に家の中に入っていった。
お父さんとお母さんはためらっていたけど、おばさんに頭を下げられて
桃井さんの家にあがった。
お母さんが心配そうな顔をしてぼくの方を見た。
ぼくはだいじょうぶだよと言うように、お母さんにうなずいてみせた。

ドアが閉まり、ぼくと明日美ちゃんとウルフィーが残された。
ぼくと明日美ちゃんはウルフィーを小屋に入れて芝生の上にすわりこんだ。
「知ってたの?」
ぼくは明日美ちゃんに聞いてみた。
「うん、いくら隠したって近所の人がみんな知ってることだしね。まあ、うちじゃあ、特に秘密ってわけでもなかったんだ。」
「そうなんだ。」
「・・・お姉ちゃん、ちょっと眉をそったんだよ。」
「なんで?」
「ほら、お姉ちゃんて眉が濃いでしょ。」
「うん」
「学校でげじげじ眉毛ってからかわれたらしいの。」
「それで、おばさんにしかられたのか。」
「部活の顧問の先生が電話してきたんだって。」

中学校では眉をそったり髪を染めたりすることに神経をとがらせているって
崇くんが言ってたっけ。

「だけど、かっこよかったな。快くんのお父さん。あたし、見直しちゃった。」
「うん、ぼくも」
そうなんだ。ほんとに今日のお父さんはかっこよかった。

ぼくと明日美ちゃんが話をしていると、百合子さんが自転車に乗って帰って来た。
「お、ラブラブですな。おふたりさん。」
「そんなんじゃないよ。ばか。」
「じゃあ、なんだよ。深刻な顔して・・・ライオンか?」
「?」
「なに?そのライオンて」
「ああ、これだからお子ちゃまはやなんだよね。哲学のライオンに決まってるでしょ。」
ぼくには百合子さんの言ってることが全然わからなかった。
でも、明日美ちゃんにはわかったらしい。
「さっきね・・・」
明日美ちゃんはあかねちゃんのことを百合子さんに話し始めた。

眉をそったというところまで話したら、百合子さんの顔がけわしくなった。
百合子さんは中学生の時、生徒会の副会長をしていたから、そういうことに
うるさそうだった。
「おねえちゃん、母さんにほんとの母さんででもないくせにって言っちゃったんだ。」
しばらく百合子さんは黙っていたけど、やがて自転車をその場に置くと
「よし。わたしがガツンと一発言ってやる。明日美、来い!」
と言った。
「うん」
百合子さんが玄関に手をかけるのと玄関が開くのが同時だった。
おばさんとぼくのお父さん、お母さんが出てきた。
「あ、こんにちは」
百合子さんはお父さんたちにあいさつすると、どかどかと家の中にあがっていった。
明日美ちゃんがその後に続いた。
「どうしたの?」
おばさんがぼくに聞いてきた。

「え、なんか・・ガツンと一発言ってやるとかって・・百合子さんが。」
おばさんは家の中を振り返ったけど、何も言わなかった。
百合子さんのやることを信頼している。
そんな感じだった。

「お世話になりました。」
「いえ、こちらこそ出すぎたまねをして。」
おばさんとお父さんは二人でかわりばんこに頭を下げていた。
お母さんは泣いた後みたいに赤い目をしていた。

「ああ、ロウバイがいいにおい。」
おばさんは庭にある黄色い花に顔を近づけて、鼻をくんくんいわせた。

「―――親しい人との争いごとか・・・確かに当たってたね。」

そう言うと、おばさんは静かにため息をついた。

                                           つづく
                       第一話   初詣
カウントダウン
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送