梶原一騎と言えば、超有名な「巨人の星」「明日のジョー」の原作者である。この「愛と誠」も一時期すごく、もてはやされ、映画になったりもした。ヒロインの名前が「早乙女愛」で、この役をやった人は芸名もそのまま早乙女愛であった。テレビシリーズもあったような・・・西条秀樹も「誠」をやったような気がするんだけど・・・最初の滑り出しはよかったんだけど、男子の漫画だったので、これでもか、これでもかって言うほど暴力シーンが出てきて、いやだった。(といいつつ最後まで読んでしまったが)
うんと印象に残ってるのは岩清水弘の「早乙女愛よ、君のためなら死ねる。」っていうせりふである。その後、小林まことが「1.2の三四郎」(柔道とラグビーをいっしょにしたけっこう笑える漫画だった)で、岩清水健太郎なる人物を出して、「北条しのよ、君のためなら死ねる。」と言わせていた。この男はあちこちに好きな女の子がいて「死ねるリスト」なるものを作っていた。
暴力シーン満載の割に最後は乙女チックだった。
愛と誠 ながやす巧・梶原一騎